めんどくさがり養生:熱による便秘に、ごぼうとマッシュルームじゃがいものスープ
第五十三候 霎時施(こさめときどきふる)
この間までのしとしと降る雨ではなく、ときどき小雨が降ってはパラパラっとやんでしまう季節。
冬に向けて散った落ち葉にしとしと落ちる雨は、どこか寂しげでしんみりしやすいですね。ひと雨降るごとに気温が下がって、日本海側は初雪を待つ季節でもあります。
お風呂から上がった時に、余裕で出てくるよりは、足元暖房をつけようかなと悩んできますね。
ごぼうは秋の少し冬に差し掛かってくるときにも関わらず、少し涼を与えてくれるという不思議な野菜ですね。
外が少し寒くなってくるとあったかいものを摂ろう摂ろうとしますね。
すると、消化のいいものならいいのですけど、なかなか消化に時間がかかるお肉なども増えてくる時期ですね。私もお肉は大好きですけど、お肉は熱寄りの特性があるので、ごぼうと牛肉の煮つけなんか、冬に出てくるのは少し体内の熱を取ってあげようというスタンスでもあります。
そこで、おいしいお肉のおともに熱さましのごぼうと、
胃の熱をとって消化を助けるジャガイモ、
気のめぐりを助けてくれるマッシュルーム。
後ろ二つは前の記事にも登場しましたが、今回は、茶色いお野菜を中心にポタージュを作ってみました。
ごぼう
五味:甘、辛
五性:涼
帰経:肝、肺
気血水:気虚、気滞
気を補うのに、気の巡りをよくします。身体の余分な熱を冷ます作用があります。
口の渇きや舌の粘り、熱を持った腫物や吹き出物、便秘や母乳不足、コレステロールの抑制にも働いてくれます。
ジャガイモ
五味:甘
五性:平
帰経:脾、肺
気血水:気虚、水滞
甘味で痛みを止めつつ、毒消しもあります。筋肉の疲労や息切れ、
胃の余分な熱をとって胃痛や胃潰瘍にもフォロー。
水分が過剰な浮腫みや湿疹にも。
マッシュルーム
五味:甘
五性:平
帰経:腎・胃・大腸
気血水:理気
お腹が張り、ストレスが多く、イライラしがちな時。
腎を温めてくれるので、腰や膝が楽になりやすい。
【今週のスープ作り】 熱からくる便秘にごぼうとマッシュルーム、じゃがいものポタージュを作るべく煮込み終えました。 #野菜ポタージュ #季節の移り変わり養生 #薬膳 #ごぼう #じゃがいも #マッシュルーム #便秘解消 pic.twitter.com/nUHCVl35WW
— yuen (@through0906yuen) October 27, 2020
【今週のスープ作り】 熱からくる便秘にごぼうとマッシュルーム、じゃがいものポタージュを作るべくベースの出来上がり。あとはその度に薄めるだけ。 #野菜ポタージュ #季節の移り変わり養生 #薬膳 #ごぼう #じゃがいも #マッシュルーム #便秘解消 pic.twitter.com/YirQGzbYIJ
— yuen (@through0906yuen) October 27, 2020
豆乳で割って冷製スープ、和風だしで割って温製スープ、豆腐にかけてみてもよし。
私が作るときは、シンプルにごぼう一袋(3本入り)、ビッグブラウンマッシュルーム3個、ジャガイモ1個、そして玉ねぎ一つ。やわらかくなるまで煮て、砕くだけ。あとはタッパーで保存です。塩や胡椒は、割り方に合わせて調整してください。