養生

めんどくさがり養生:お腹の冷え過ぎ、熱のこもり過ぎに冬キャベツとかぼちゃのスープ

第六十二候 熊蟄穴(くまあなにこもる)熊が穴に入って冬ごもりする頃。何も食べずに過ごすため、秋に食いだめをします。

 

冬キャベツの時期もやってきました。

昔は春キャベツや冬キャベツってなんなんだろうなと思ってたんですが、もちろん時期の違いが身の詰まり方から色合いまで変わるんですね。
そう考えると、時期の影響は性質にあらわれるものなんだなと思います。

栄養価や甘さはそんなに差異はないそうです。柔らかさなどの差でロールキャベツにする時の煮崩れにくさは冬のがよさそうです。

キャベツから発見された「ビタミンU」は別名「キャベジン」といって、主に胃酸の分泌・胃粘膜の促進など消化を助ける働きがあり胃腸薬の働きがあります。

五臓で考えると『脾』の六腑は「胃」ですので、成分わかる前から判明していた昔の人はいったいどうやって察知したのかと思いますね。

ちょっと時期はズレますけど、冷えてきた時期の便秘に役立ってくれるかぼちゃとセットにしようかなと思います。
置いておいたかぼちゃは甘くて美味しいですしね。

 

キャベツ
五味:甘
五性:平
帰経:肝・・腎
気血水:気虚、血虚
胃の働きを強めます。食欲増進、ゲップや胸のつかえ、胃痛、虚弱体質や疲れやすい人にも。
熱と湿をとり除いてくれるのでお腹の張り感にも。

 

 

 

かぼちゃ
五味:甘
五性:
帰経:
気血水:気虚、水滞
実は夏野菜。しかし、身体を温めてだるさを和らげ、
冷えで起きた便秘にアプローチしてくれます。 

 

 

 

 

 

かぼちゃは切るのが大変なので、私は種だけ取って、ラップでくるんで3-5分チン!

それから切るととっても簡単で便利です。

 

 

 

 

できたベースをザルで軽く裏ごしすると、より滑らかでいいですよ。

豆乳や水で割っての朝ごはんで飲むのが最近好きですね。今回は胃が疲れていていっぱい食べたかったもので、いつもの倍くらいできます。保存の容器にお気を付けください。

私が作るときは、キャベツ半玉、かぼちゃ1/4個、玉ねぎ一つ。やわらかくなるまで煮て、砕くだけ。あとはタッパーで保存です。塩や胡椒は、割り方に合わせて調整してください。