養生

めんどくさがり養生:天然のインシュリン菊芋

第六十六候 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
雪の下で麦が芽を出し始める頃だそうです。

 

 

日本独特の風習で、この芽を踏むのを「麦踏み」があるそうです。

初めて知った時、踏んじゃうの?とびっくりしました。
霜柱による被害を防いで、根はりを強くしたりして、耐寒性を強めたり、株別れを促進したりといろいろ意味があるそうです。

確かに、四葉のクローバーを育てるには、踏んだほうが発生しやすいというのを知った時に恐ろしいなと思ったのとデジャヴですね。

 

 辛いことがあった時のが、

成長や奇跡に出会うことが多いのと似ているんですかね? 

 

辛いときはうれしくないんだけどね。

先の幸せをつくっていくにはどうしていくべきかを検討する時間と考えやすいきっかけをもらったと思うと

 

 

悪くもないのかな?と毎度必死に堪えながら、活路を見出すように努力しています。

今年は、コロナ渦だ密だと、いままでの概念を覆される出来事が多かったのかなと思います。

人とのつながりも、価値観も見直さざるを得ない大きなきっかけだった方も多いのではないでしょうか?

 

私の場合、このブログをはじめて、自分の頭の中にあるものを吐き出すのと共に、案外と適当なままだった知識を再構築して、吐き出して整理するという場所も手に入れた気がします。

その結果、現実世界も次のステージを手に入れた気がするので、今まで出会った人たちに感謝しつつ、新しい場所での経験を楽しみに待つことができています。

全く来年からの出来事は予想していなかったので、人間本当にわからないものですね。

 

さて、2020年最終のスープは、

食べすぎや偏食になりがちな年末年始の食事に備えて 菊芋 にしました。

あんまり都心のスーパーでは見かけませんが、個人的には好きなイモ類ですね。

 

  • 味がまず甘い
  • デンプン系が少ないのでローカロリー
  • 何より天然のインシュリンと呼ばれるイヌリンがとても多く、血糖値を下げてくれて、膵臓の負担を減らせます
  • 新陳代謝に身体が集中できます。結果、肌がきれいになったり、甘草の代謝に尽力できたりと、身体の負担を分けられるんですよね。

 

まさに、帰経の脾、腎っぽさが表れてます。

イヌリン自体は たまねぎ にも入っているので、いつものベース、玉ねぎをつかう理由の一つでもあります。

今回はその 菊芋 たまねぎ なので、思う存分、天然のインシュリンの効果を存分に発揮してもらいましょう。

 

なんだかダイエットで糖尿病の薬がはやっているようですが、薬は効果を特化したものなので、使い方を間違えるととんでもない副作用に出会ってしまう方もいらっしゃいます。

食事なら、簡単にちゃちゃっとおいしくいただけちゃう。来年も、季節に合わせてスープの作り置きを書いていこうかなと思います。

 

菊芋
五味:甘
五性:平
帰経:脾、腎

 利尿を促進するので、むくみに向いてます。

余分な水が出ていくと胃がたぷたぷしたり膨満感も出やすいですが、

胃の補益をするので、食欲低下、胃もたれ、腫れ物にも向いています。

熱を取り除くので、熱っぽさや多汗、できものにも。

 

 

 

豆乳で割っても、和風だしで割って温製スープ、豆腐にかけてみてもよし。

私が作るときは、菊芋一袋単位で玉ねぎ一つ。やわらかくなるまで煮て、砕くだけ。あとはタッパーで保存です。塩や胡椒は、割り方に合わせて調整してください。

 

みなさまよいお年をお迎えください。