気疲れに紫芋のポタージュ
- 第六十八候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)
地中で凍っていた泉が動き始める頃。かすかなあたたかさを愛おしく感じる時期です。
2度目の緊急事態宣言もあり、周りのピリピリ具合に疲れてしまいがちな昨今。無気力にもなりがちですね。何にもしていないのに気疲れしたり、不安になったりします。
気持ちがくよくよしたりするときは胃腸が弱まりやすいんですね。なんか疲れたなと思うと甘いものが食べたくなりますよね。これが感情と身体と五味の関係の一つになります。
どんな感情の時に何が食べたくなるのか。
その時の症状は何が出るのかというパターンがある方もいると思います。
それが分かれば対処していけばいいだけなんですね。
しかし、中医学の「甘」は穀物とかイモ類の甘味のイメージですね。「甘」とみるとついついチョコレートや飴みたいなデザートやお菓子を思い浮かべがちかと思うのですがほんのり甘いもののイメージなんですね。
自分がくよくよしだしたら、便秘や軟便、胃もたれや疲れやすさを感じやすい人が多いので、ぜひそんなときは摂ってみてあげてください。
今回はサツマイモよりも紫のポリフェノールの一種類でアントシアニンが豊富な抗酸化作用もある紫芋にしました。
甘さと色の華やかさで労わりましょう。
紫芋
五味:甘
五性:平
帰経:脾、腎
気血水:気虚
胃腸を活発にして、便秘になりやすい状態を整える。
気疲れや食欲不振、虚弱体質、お年寄りに。
利水作用もあるので、むくみ、軟便にも。
作り方は「詳細を楽天レシピで見る」でごらんください。
■材料(4〜5人分)
紫芋 / 大1本 (今回は505g)
玉ねぎ / 大1個
コンソメ / 1粒
塩 / 少々
水 / 450ml
豆乳 / 飲むごとに150〜200ml
■レシピを考えた人のコメント
紫色も鮮やかで、甘味があるザラっと感がおしゃれです。