予防接種に学ぶ成長
ちびっ子たちの予防接種を打ってると、ガンガン泣かれるのが通常運転。
ごめんね〜と思いながら、針が危なくないように、しっかり固定しているのも大事なお仕事。
若い頃は「あ、可哀想かな」と思ったら思いっきり蹴られたことがありました。でも、それ以上に危ない目に合わせてしまうことがあるなと頭を過ってからは、がっちり関節から固定するようにしてます。
施術側もそんな努力の連続の中、打たれる子どもたちもちょっとずつ大人になっていきます。
2週間前にやった時はガンガン暴れて泣いていたのに、今日はきちんと自分で座って
「痛くないよ」
って、けろっとしてたりします。あんなに泣いてたじゃ〜ん!とびっくりしたりして「偉いねー!もう大人だねー!」とこっちがテンション上がってたりします。
わたしには2週間って気がついたら過ぎてしまうような速度だけれど、彼らには大きな成長が伴う2週間の長さなんだなぁと痛感します。
はたまたガンガン泣いていたのに、帰る頃にはけろっと笑って
「バイバーイ」
って手を振ってくれたり。
もしくはガンガン泣きながら
「ありがとう」
ってきちんと言ってきたり。
子どもって、その場のリアクションが全てじゃなくていろんな想いが混じって、一つ一つ感情を豊かにしていってるんだなと思います。
一瞬しか関わらない予防接種ですけど、なんだか子どもたちの感情だったり、成長だったりって出逢えて微笑ましい。
そんなことを思われながら、我々大人も育ったはずなんですけどね。ちょっと想いを馳せるのも悪くないなと思いました。