イレギュラーな時に落ち着いていられるようにする
前回の記事で書いたことについてですね。
前回の職域接種のケースでイレギュラーな時を説明する会ですね。
前回の記事はこちら>
そうすると、イレギュラーの時、そこにだけ集中すればいいようになります。
イレギュラーなときは次の記事にします。
全力で常にやるということは、イレギュラーなことが生じた時に対応が遅くなるので、通常運行が5〜7割にとどめておける準備をしておくように、日々の連続で慣れさせる作業のように思ってます。
パッと思いつく範囲でいうと
・接種中に倒れてしまう
・接種中に暴れだす
まあ、なくはないんですが、想像に容易いから想定していればいいだけのお話になります。
もっとイレギュラーなことは、思いもつかないところにあったりもします。
例えば隣の接種ブースで倒れてすごい音がしたとか、悲鳴が聞こえるだとか。
なくはないんですよ。
その時に、自分が接種している最中であれば、自分が接種している人に大丈夫ですよと安心してもらうタスクがまず発生します。そんなことがあれば、なにより先に目の前の患者さんが動揺します。
緊張しやすい患者さんの場合、周りのわからないトラブルに反応して、一緒の状況に陥ることがあります。連鎖ですね。叫びだすだけならまだいいけれど、一緒に倒れたらどうなるでしょう。
最悪、隣のブースと自分のブースの2ブースが一時的に封鎖してしまうことになります。
倒れたり、何かが起きていたとしても、動いているブースがあれば、予定の人数を極力お待たせすることなく回せるように努力することができます。目の前のことだけをやっていても、全体が滞ってしまっては何も意味がありません。
では、自分のブースの受診者が倒れて、運ばなければいけない、一人では対応できそうにないという場合は
「手を貸してください!」
と周りに聞こえるように助けを求めて声を大きく出します。
周りの行動は2パターンです。
・その時近くにいて、上のような状況に居ない人が、胃の一番に駆け付けます。
・周りがそういうタイミングの人しかいなければ、その場でできることを自分で対応しておきます。
そういう流れだなと想定していれば、緊急時でも落ち着いて行動ができます。
問題が発生したブース、その近くにいるブースそれぞれでも対応があったりします。
もっと単純な例では、自分のブースの注射の補充が間に合ってないから、数本くれと来てみたり。
隣のブースが準備不足でアルコール綿がないだとか、チューシャバンがないだとか。
いやいや、おいおいというのは、慣れてる人がいる職場でももちろんあると思いますが、職域接種というような、いろんな人が出入りする場所では「そんなこと?」っていうような謎な事態が起きうるものです。
それに逐一反応していたら、仕事うんぬんではなく疲れてしまいます。
そんなことに振り回されないためにも、
自分が想定しえない事態にトラブルを拡げないためにも、
イレギュラーな時に慌てない想定と余裕をつくっておくために、行う作業は練習を繰り返してスマートに、そして負担を減らしてブラッシュアップしておく必要があるわけです。