発想基準

勉強会三昧の昨今

いろんなことをやるのはいいんですが、

ふわっとした感じでやるのはなかなか気が引ける。

自分でも勉強をしますが、

 

やっぱりエビデンスや伝えてほしいことは、医療に関しては勉強会をしてもらえると大変助かります。

 

 

一般的な資料では拾いきれない、

 

・他の病院で指摘があったこと

・解決したこと

・声のかけ方

 

そういう細かいことを知っていると知らないとでは全く裾野が変わってきます。

 

ただ渡すだけのお薬ややるだけの注射でも、きちんと認証されたものなら効果を発揮してくれます。

 

けれど、患者さんは用法容量通りにできないことだってあります。

 

だから、それを守ってもらえるよう、危険のないように日々の生活をちょこっと選択してもらうことだって、調整してもらうことだって必要です。

 

よく知られているものなら、

・血液サラサラの薬の時は、柑橘類は食べちゃいけないよ。

・新しいアレルギーのお薬は食事してない状態じゃないと効きが悪いらしい。

・漢方はお湯でとかして、匂いを嗅ぐのも治療らしい。

・湿布は湯上がり直前に剥がすとかぶれるだとか、日光あびるとかぶれるのもあるだとか。

 

まだまだ色々ありますけど、諸注意を知ってると知らないとでは全然違いますよね。

 

実際、皮膚科で働いてた時に、

 

「すごい赤くなったんです。いつもは日光過敏症とかもないんですけど、真四角に!湿布は数日前に剥がしたのに。おばあちゃんのもらったんで、いつもの湿布じゃなかったんですけど」

 

いやぁ、一ヶ月くらいは残るんですよね、その湿布。話聞いただけで看護師レベルで特定できる。貼る時に教えてあげなかったか…日の当たるところに貼るようじゃないのよね、その湿布。

 

こんな感じで、知らない故に引き起こしてしまう副反応だってあります。

 

効果効能は一人で勉強できますが、患者さんが困ることは、その痛みや辛さが通り過ぎて改善した先にあることも少なくないです。

 

だから、本や手引きに載ってないことを知る勉強会は有意義だと言えると私は思ってます。

知ってるだけじゃ何の意味もない。

難しいことだけわかったってそれはただの自己満足。

使うのは、難しいことを知ってる先生や看護師じゃなくて、知識のない一般の方だというのを前提に置かないと

 

なぜそんなことをした…

 

というのは、通常営業です。

 

勉強会三昧、頑張らねばね〜。