発想基準

持久力と準備には関係がある?

私は基本的に飽き性です。

一方で、仕事は同じことを繰り返しててもさほどミスはしません。

例えば、採血を100人やろうがエラーは起こしません。職域接種の筋肉注射を100人やってても基本流れにエラーを起こすことはありません。

 

そのエラーの無さに怖がられることがあるんですけど、なんのことはないです。

面倒だから、

・聞かなきゃいけないことを把握

・最小限で行動できる動線を検討

数人トライしたら、それを繰り返すだけにします。

 

聞かなきゃいけないことを把握

職域接種ex〉

・氏名を問う本人にフルネームで答えてもらう。

→本人と接種表があっているか。

・問診医師の氏名は記入あるか。

→問診せずに接種ブースに来ていないか。

・消毒はアルコールでかぶれるか。

→アルコール禁でかぶれては辛いことを増やしてしまうので、他を使う必要がある場合がある。

・接種時の腕の向き、力の入れ具合

→神経に当たるのを避ける、いい角度で負担を減らす。

・接種後の諸注意(お風呂や接種部位を揉まない等)

→正しくワクチンの効果を得る。

 

最小限で行動できる動線を検討

 

・注射器のゴミ箱、包装ゴミ箱の位置

→見ないで捨てれる配置にすれば受診者を見守る時間に回せる

・アルコール綿のとりやすい位置

→なるべく目を離さないようにしたい

・注射器の向きと補充者の見やすい位置

→動作を最小限にして腕の負担を減らすと共に、補充しに来る人が覗き込まなくてもいい配慮

・チューシャバンの補充のしやすさ

→あっという間に100枚なんて無くなるので、どれくらいやったかという把握と取り出しやすさ

・接種される方の荷物と椅子の配置

→接種しているときの貴重品の所在の明確化と安全に接種できる配慮

などを考えます。

 

あとはやりながら、微調整をします。

「てにをは」を直したり、話す順番を直したり、緊張して注意力がなさそうな場合は最低限の内容に絞ったり。

これを出した方がスムーズだなと気づけば修正を加えたり。

基本はあり、年代や雰囲気で調整はしますが、やることも言うことも決まった範囲で、脊髄反射のようにやります。

 

そうすると、イレギュラーの時、そこにだけ集中すればいいようになります。

イレギュラーなときは次の記事にします。

全力で常にやるということは、イレギュラーなことが生じた時に対応が遅くなるので、通常運行が5〜7割にとどめておける準備をしておくように、日々の連続で慣れさせる作業のように思ってます。

ここまで全力出したら、次はどこの力を抜いて無駄を省けるのか?というトライですね。サボるのではなく、練習に近い。

これをやっていると、まあ無駄話をしてる暇が惜しくなる時期があります。

採血の仕事をしてた時代は特に、早くお姉さんたちの速度に追いつきたい。

でも精度は落としたくない。

緊張感を与えると止血時間で緊張の糸が解けて倒れる人が出やすいから安心感ある状況で行いたい。

もう、回数をやって、いかになんともない対応数をやってきた速度と精度による自信をつけるかですね。

昨今では、暇な時の集中力を保つときのが大変です。準備はしたけど、ここでは動かしてないから、来る人のキャラクターの雰囲気を掴めてないから安心感を覚えるポイントを把握していない緊張を私の方が覚えます。

早く来ないかなぁ。どんな人来るのかしら?っていう感じです。

 

準備を整えるには、現場に入ってみないとわからないという生き物でもあります。

やり始めちゃえば走るだけなんですけどね。