自分が若い頃はどうだったかなぁ?対応編
前回は問題提起でした。
今回は、その面と向かわない方法の対応編です。
基本的に自分の部署でもなく他職種なのに、
ズケズケと医師も看護師も関係なく、一体君はどの立場に足を踏み入れて発言をしてるんだね?という状況に陥ることがあります。
いやいや、まともに面と向かって怒るまでもなく呆れるんですが…
・上の先輩から教わらなかったかな?
・教わって理解できなかったかな?
・教える教養のある先輩がいなかったかな?
・教えるスキルのない先輩だったかな?
・知ってても教えたい後輩じゃなかったかな?
と、思わざるをえなくなります。じゃあ、私も教えても無駄かもしれないということで、面と向かわない方法を考えます。
こう思ってるわけだから、
正論を言ったって通じると思ってない
わけです。
もうちょっと言うと、
邪魔しないでくれれば、
もしくは
自分の呆れる回数を減らしてくれると、
仕事中の負担を減らせるわけです。
タイミングが来るまでは、いくらやってこようが、解決しない相手なので、イライラはするでしょうが
無視です。
じゃあ、タイミングとはと言うと、
患者さんに迷惑をかけそうになった、でも、こちらで防いであげた。
そのまま鵜呑みにして防がなければ、こういう謝罪を患者さんにあなたがしなければいけなかった。
医療のレポートでいう、ヒヤリハットですね、こちらを活用すれば楽になります。
なぜか?
・職種関係なくみんなが見ることができる。
・職種関係なく、患者さんに危害が及ばず済んで良かったと思う。
・これはやっちゃいけないことだと周りからも注意される。
・同じようなことになればレポートをあげられると本人が覚える。
全く面と向かわないで、
・チームとしてやっていいこと悪いことがわかる
・なぜ手間でもそれをその職種がやっているのかを説明することができる
・どんなトラブルが後に起きうるのかまで想像させることができます。
いっそこれでわからなければ、その人はそもそもその職種に就いている限りいずれ謝っても謝っても拭えないミスをするでしょうから、私と面と向かうこともないでしょう。
ただ、注意しなければいけないません。
そんな患者さんに何か良からぬことが起きうる可能性のあるミスを自分がしでかさないように、防がなければいけない
というリスクは伴います。
つまり、おざなりに仕事をしてる人は、
巻き添いを食らって、あなたが謝らなきゃいけない状況に陥る方法になるので、より悔しい状況が襲ってくる可能性
はあります。
若い頃の私なら、そんな面倒起こされる方が遥かに面倒だから、言いに行こうとしたと思います。
スキルも余裕も今ほどないですからね、いいに行くのが感情は疲れますけど、不安な日々は耐えなくていいですから。
だけれど、
言って解決する人なら、そもそも患者さんに迷惑をかけるような、こういう責任感のない出来事は起こさないんだなぁ
というのに、年数を重ねるごとに気づいてきたんですよね〜、困ったことに。
嫌な思いして言いに行ったのに、さらにトラブル回避まで自分の作業か?!
と思うと、どっちかでいいや〜と思い至るわけです。
省エネです。
めんどくさがりなのがよくわかる瞬間です。
それが、若い頃の私ならどうしたかなぁと思いを巡らせたところです。無駄に両方エネルギー消費してましたね。
仕事の仲間は、プライベートで法律を犯したりしなければ、プライベートはぶっちゃけどうでもいいです。
つまり、仕事中の気分の乱高下がプライベートで左右されてたら迷惑だと思うし、仕事中に起きたことで悩んでたら一緒に解決しようかと思う、その程度です。
中にはプライベートでも仲良くなる人もいますが、稀ですね。
だって、仕事はシビアにやる職業になりますから、なかなかキツイことも、辛いことも言わなきゃいけない時はあります。
プライベートで仲良いからそんな事言えないっていう人が稀にいますけど…
いや、職場なんでそれは本末転倒なんですよね。
もしそうしたいなら、せめて患者さんには迷惑かけないよう、あなたがフォローできるように努力をその子以上にやってねというしかないですから。
まあ、普通はそんなことをしてたら仲良いのも徐々に悪くなって行きがちです。
そこのスタンスをわかって、プライベートも仲良くなるっていうのは、なかなか難しいものだと私は思います。
そう思うと、
昨今慕ってくれるレントゲン技師の女の子は、ピシッとする時はして、お昼一緒に行きたい時は声かけてきて、一人で食べたい時はスッと抜けていきます。
たまにプライベートの話を相談してきても、こちらについては突っ込んでこないとか、
いやぁ、上手だなぁと思います。
まだ20代かぁ…
私がその頃の時は、1人で休む時間の方が大切だったんじゃないかな?と遠い目をします。
少し脱線しましたが、戻ります。
チーム医療は患者さんに向けた連携が主なのはもちろんです。
一方で、チームの中で育っていない子に牙を剥かず育てる時にも助けてもらう対応方法でもあります。
レポートと聞くと嫌なイメージですが、色んな角度から役立つ方法でもありますので、頭に血がカッとなった時に、自分をちょっと大人にする時間として、黙々と書くのも悪くありません。
もちろん書きながらイライラが再燃することもありますけどね。
嫌なことは抱え込み過ぎず、みんなで解決していくというのも、自分も成長する一助であるのを是非頭の片隅に置いておいてもらえると、後になって良かったと思えることもあると思いますよ〜。