サルスベリ
“猿も木から落ちる“ という諺がありますが、樹皮がツルツルしていて、猿でさえ滑り落ちてしまいそうな木であるので、この名を使っているそうです。
別名 “百日紅“ “紫薇“
百日紅の名称には、悲恋物語があるようですね。
ある村で昔ある風習があり、
龍神の生けにえとして若い娘が捧げられていて、ある時青年が通りかかり、
娘が生けにえにされそうな姿を見た青年が龍神と闘う事を決意し、勇猛果敢に挑み、見事打ち取りました。
青年はひとまず村を去らなければならず、百日後に必ず戻ると告げ旅立ちました。
約束の日に村に戻った青年は、娘が亡くなった事を知り、愕然となりたいそう悲しんだそうです。
やがて、娘のお墓のある場所から一本の木が生え、花を咲かせたそうです。
愛しき人を今か今かと待つかのように百年間咲き続けた。
と言う、せつないお話しがあるようですね。