養生まえがき
日々ドタバタしていると、ご飯は簡単に作れるものでいいやと偏りがちです。
時間があっても、休もうかなぁと思うとやっぱり大層なものは摂れなくなったりして。
私は正看護師のほかに資格として、漢方養生指導士として以下の2つを持っていたりします。
• 漢方上級カウンセラー
• 養生薬膳アドバイザー
※中国茶の資格もありますが、完全に趣味です。
使わない手はないなと始めたのが、スープベースの作り置き。
体調を季節とともにおおよそ一週間ごとに整えていこう!
ついでにおまけでお勉強も。
そんなコンセプトなので、Twitterが先行します。その後、まとめブログをアップします。
※昨今の季節はずれ込んだりするので、四季とはちょっとずれた提案をしていくことかと思いますので、ご了承ください。
しかし、薬膳と聞くと、すごい独特のスパイスや生薬があって成り立つものだと思われてますが、実は違います。
もちろん、生薬といわれるとそこら辺じゃ買えなくて高いものなんだろうな、と思っているイメージをよく聞きます。こちらも違います。
薬膳はなんなのか?かたっ苦しい言葉で話すと漢方や中医学を元に、作る食事やお茶となりますが、
私は基本的に【お母さんの台所】が一番わかりやすいんじゃないかなと思っています。
もちろん【おねえさんのセルフケア】でもいいんだけど。
説明してみましょう。
Ex) 冬に飲むシナモンティー
なんのこっちゃないオシャレさんのカフェメニューと思われがちですが、なぜ冬なんでしょう?
冬のリスクイメージはなんですか?
• 寒い
• 乾燥
• 風邪ひきやすい
では、上記を対処したければどうすればいいですか?
• 温める
• 潤す
• 免疫を高める、ホルモンバランスを整える
これが、難しい言葉を使って分析して、難しい言葉を使って、難しく見えてしまっているのが漢方です。悲しいかな。
では、簡単にしましょう。
シナモンティーの材料から考えましょう。
• シナモン
• 紅茶
たったこの2種類です。これを漢方・薬膳的に簡単にいうと、
食材名:シナモン 生薬名:桂皮
分類:温裏
五味:辛、甘
五性:大熱
帰経:腎、脾、心、肝、胃
冷えからくる痛みや尿の異常などに対して、温めて冷えの改善をします。
特におなかに聞くので、食欲不振、胃もたれなんかの消化不良を整えます。
食材名:紅茶 生薬名:紅茶(完全発酵)
お茶はまたいずれ書こうと思いますけど、中国茶がベースで、6種類もあります。
これは、加工方法よって分けられてるんですね。
不発酵:涼性(身体を冷ます)
発酵 :温性(身体を温める)
(紅茶はもともと正山小種という中国のお茶が本家で、イギリスに持ち帰られたものが広がったんですね。なので、中国茶を知ることは、世界各国のいろんなお茶を知ることでもあったりします。)
二つの食材の目的をまとめると、すっごく身体を温める。
だから、冬に飲むんですね。ただのオシャレさんのカフェメニューじゃなかった。そして、夏に飲もうもんなら、暑くて暑くてしょうがないですね。冬に飲むからこそ意味がある。
季節と食材を選ぶことは、体調を整えるわけです。
お母さんに作ってもらえたら、治療にたどり着く前に防げるかもしれないし、調子が悪ければフォローできるんですね。
かたっ苦しいことは置いておいて、その時その時を、毎日考えるのは大変です。そもそも私、めんどくさがりですし。
だから、お肉とかお魚とかお魚とか、炭水化物を毎日何食べようかなっていうことを考えるだけにして、その週のペーストをストックしてしまおう。豆乳や和風だしで薄めてスープもあり、味付けを少し変えてあんかけやパスタのソースなどにしてもいいですね。その週のバランス勝手にとってもらおうというものになります。
体質やアレルギーはみなさん各々だと思いますので、合わなければやめたり、代替えしてください。
私は特にウリ系のアレルギーがあるので、この時期なのに、この食材使わないの?ってものがあると思いますが、理由はシンプル、私が食べれないからだと思ってください。(思いついてない時ももちろんあります。)
コンセプトは、気楽にごはんで手を抜きながら季節の調子を整えちゃおっかな。
試すもよし、眺めるもよし、自由に遊んでください。