めんどくさがり養生:乾燥肌の解消に、ほうれん草とじゃがいものスープ
二十四節気 立冬
五十五候 山茶始開(つばきはじめてひらく)
山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。椿と似ているんですが、山茶花は今頃から。椿は12月頃から。
あと、花のあるうちは見分けやすいですね。こんな言葉を聞いたことはありませんか?
「椿は首が落ちるので演技が悪い」
花ごと綺麗に落ちるんです。それをみて昔の人は言ったみたいですね。
一方、山茶花は花びらが散っていく。
他にも葉っぱが丸いとか…もはや比較になってくるのでちょっと難しいですね。
気温もすっかり朝夜で変わってきて、コートにはまだ早いような。でも肌寒いような季節になってきたのを見ると、二十四節気の大きな4分目の始まり、立冬 ですね。
冷えて血が滞ると、身体の冷えはもちろん、肌や髪の乾燥が気になってきます。
しかし、血を補える食べものというのは限られているんです。
ほうれん草 はおもしろいんですね。血を補い、捌く。
両刀になります。
冬の乾燥は、血の滞りやすさや足りなさが絡んできて判断し辛いです。しかし、両方判断してくれるなら、とりあえず食べるかなって思える便利屋さんです。
ただ、五性は「涼」になるので、食べすぎると冷やしてしまいます。
平のものや温のもので、「涼」ばかり摂り過ぎないように緩和してあげるのも上手な付き合い方かなと思います。
ほうれん草
五味:甘
五性:涼
帰経:肝、脾、肺
気血水:血虚、瘀血
血に特化した野菜です。鉄分で血を補い、乾燥肌。腸を潤すので、慢性便秘の人に向きます。
目の充血、めまい、喉の渇きにほどよく血の滞りを解消します。
ジャガイモ
五味:甘
五性:平
帰経:脾、肺
気血水:気虚、水滞
甘味で痛みを止めつつ、毒消しもあります。筋肉の疲労や息切れ、
胃の余分な熱をとって胃痛や胃潰瘍にもフォロー。
水分が過剰な浮腫みや湿疹にも。
【今週のスープ作り】 乾燥肌の解消に、ほうれん草とじゃがいものポタージュを作るべく材料煮込み中です。#野菜ポタージュ #季節の移り変わり養生 #薬膳 #ほうれん草 #じゃがいも #乾燥肌対策 pic.twitter.com/W1QYnEuqY3
— yuen (@through0906yuen) November 6, 2020
【今週のスープ作り】 乾燥肌の解消に、ほうれん草とじゃがいものポタージュを作るべくベースの出来上がり。あとはその度に薄めるだけ。#野菜ポタージュ #季節の移り変わり養生 #薬膳 #ほうれん草 #じゃがいも #乾燥肌対策 pic.twitter.com/2sqHQ2IhuC
— yuen (@through0906yuen) November 6, 2020
豆乳で割って冷製スープ、和風だしで割って温製スープ、豆腐にかけてみてもよし。
私が作るときは、ほうれん草一束、ジャガイモ二つ、で玉ねぎ一つ。やわらかくなるまで煮て、砕くだけ。あとはタッパーで保存です。塩や胡椒は、割り方に合わせて調整してください。