おばさんパワー
今回の入院までは、他人の生活感をこんなにも感じると言うこともなく過ごしてきていました。
いま入院している四人部屋のことを少しだけ。
当然ながら、年齢は様々、個性も様々、病名も様々、
しかしながら性別は一緒。
大きい部屋ではないので、カーテン越しに駄々洩れてきます。
先ずはお一人目。
この方は私よりも後に入ってこられましたが、お部屋に入るなり
何々さんは今入院してるの?
何々先生はいるの?
新しい先生は何人?
新人看護婦は何人?(この時点で年齢の高い方?と思いましたね。今は看護師さんとおっしゃる方がほとんど)
次々に質問の嵐が案内して来た方に。
お話に付き合っているのも大変ねえと思い始めたところで、
「手続きを先に済ませましょう。」と口をはさみました。 流石!
お二人目は、私の入院前からいらっしゃる方
一日中話しています。
看護師さんが来ると話が始まり、10~15分引き留めています。
若い方が来ようものなら、彼氏はいるの? いるんだったらここに行くと良いよ。と、観光案内が始まり止まりません。
朝は5:30位に窓側のカーテンを「シャーっ!」と思い切りあけ、大きな声で「おはよう!」
いやいや早すぎでしょ!
どうやら歴女らしく(歴女がいけないのではありません)、
あの公園は誰それさんの屋敷跡等々の知識はとても豊富で、聞こえているだけの私の勉強になっている部分もありますが、毎回聞かされている看護師さんたちは大変だなあと思います。
夜になると、「明日は雨なんだって」とか「暑いんだって」等のお知らせがあります。
ご本人は楽しいんだろうなと思いますが。 けどね~けどね~
このお二人の気が合ってしまったようで、
一日中賑やかなお部屋になってしまい、私はイヤホンなしではいられません。
ここは病院だったはず。憩の家では無かったはず。
もうお一人も私の前からいる方
この方は静かに過ごしている方なので、廊下などでお会いすると「休めなくて困りますね」と、
声をかけてくださいます。
ああ、わたしが気になっていただけではなくて良かったと思えました。