おもいつき養生:やる気がわく米 秋の詩
お米のおいしい季節になってきました。
収穫を終えたばかりの甘さのあるお米がいろいろでてくるこの時期は本当に楽しみになりますね。
中医学の基礎「黄帝内経」の「素問」に
「五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之、以補益精気」 とあります。
食事には、五穀・五果・五畜・五菜をバランスよくとりましょう という意味です。
五穀と五菜に関しては各時代で違うので、私は基本五臓で当てはまるところに好きに当てていけばいいんじゃないかなと緩くしてます。それぞれ意味は
五穀:穀類は主な食材として五臓を 養う。
五果:果物は五臓の 働きを助ける。
五畜:肉類は五臓を 補う。
五菜:野菜により五臓を 充実させる。
結構面白い発想だなと思ったんですよね。養うのがメインだから、養い生きるのが養生なんだなと聞いたときに思いました。
ご飯はいつでも美味しいけれど、秋のご飯は特に美味しい!
私の楽しみの一つに、その時々で、一番おいしいお米をお勧めしてだしてくれるご飯屋さんにいくことがあります。
今回は、滋賀県産 秋の詩
特Aランク獲得の新ブランド米、甘味もあっさりしているのに味わいがあって、適度な粘りで触感もいい。
しかもやや大粒でこの光沢。
やあ、おいしくて癒されますね。
ちなみにお米は 脾 をいたわってくれるので、下痢にもいいですし、気虚にも向いているのでやる気がわいてきたりします。
おにぎり食べたりすると、ほっとしてやる気が出てくるのはここらへんかなぁ。
コメ(うるち米)
五味:甘
五性:平
帰経:脾、胃
気血水:気虚
元気を補う。食欲がない、だるい、やる気がわかない時に脾を高めるので、
軟便、消化不良、汗っかき、頻尿の人にも向いてます。
潤す効果があるので、のどの渇きやイライラに向いてます。
秋のお米、まだまだ堪能したいですね~。