養生

めんどくさがり養生:白きくらげの胡麻和え

第五十四候 楓蔦黄(もみじつたきばむ)
北の山々だけではなく、平地にも紅葉の便りが届きはじめる頃。

 

昼夜の温度差、十分な日差し、適度な湿度が紅葉の三条件と言われていますが、ここから3-4週間は楽しませてくれるかな?紅葉狩りの季節です。

 

乾燥も強くなってきて、加湿器をつけはじめました。
加湿器をつけだすと、もう冬なのかなと思い始めますね。

身体を犯す邪悪なものとして、五邪という概念が中医学にありますが、その一つとして乾燥、燥邪というものがあります。加湿器も一つの防御ですし、燥邪で痛むのはご想像の通り、肺です。

 

秋の初めから梨ジャム(記事はこちら)をつくったりしていましたが、肺を労わる のは、秋冬ととても大事な作業になります。もちろん、このコロナ渦、インフルエンザの予防という意味でも大事ですね。

だいたいこの季節の前菜として我が家に君臨しているのは、白きくらげの胡麻和えになります。

ベースはいたって簡単で、白きくらげを水でもどして、よく水をきります。
ごま油と塩があれば、あとは枝豆を入れるもよし、油揚げを入れるもよし、豆腐なんかを入れることもありますね。こっそり白ゴマをすったものをいれて、ざらっと感を足しています。
ごまは万能なので、ごま油がすでに入ってますが、触感としてもいい役割をしてくれて頼もしいです。今回は黒胡椒も入っていますね。

黒きくらげはまた効果が違ったりするので、それはまた今度に。

 

白きくらげ
五味:甘、淡
五性:平
帰経:肺、胃、腎
気血水:気虚
肺の働きをよくするため、咳、疲労感、

息切れ、のどの渇き、肌の乾燥。

胸やけ、胃もたれ、胃痛

 

ごま
五味:甘
五性:平
帰経:血虚
気血水:脾、肺
五臓を潤す働きがあり、体力や精力が落ちてきたなと感じたら足してあげる。

肌の乾燥、便秘の予防に。

 

 

分量は食べたいだけ。
今回は水に戻すのは二日分一気に戻したので、出来上がりは半分を使っています。
10~20分でぷりんぷりんに戻ってくれるので便利です。