めんどくさがり養生:昨晩の一夜漬けした菊花酒
おとといの晩につけておいた食用菊花の日本酒漬けです~。
(前回の記事はこちら)
こんなに菊花のボリュームがあった漬けたてから
一晩おくとこんなにぺったんこ!
そのおかげで、花の黄色さがまるで白ワインのよう。
元の日本酒よりほんのり苦くて、ほんのりジューシー!
思わずワイングラスにいれました。いいね~。楽しいのです、販売してない楽しみですね。
せっかくなので、薬酒について。
酒
五味:甘、辛、苦
五性:温
帰経:肝、心、胃、肺
気血水:瘀血、気滞
血のめぐりがよくなり、身体をあたためるので冷え、冷えによる痛みによい。
気が巡るので睡眠前に少量飲むことで気持ちがリラックスできる。
消化を助けて食欲増進。
薬酒は2種類
単方酒:一種類の食藥をつけたもの
複方酒:二種類以上の食藥をつけたもの
虚弱体質、疲労倦怠、精力減退、冷えなど慢性的な不調に使うのが多い
ただ酒は温性なので、熱証の類。発熱や湿疹、出血などあるときは避けたほうがいいです。
今回の菊花酒は単方酒ですね。薬酒のお約束ですが、冷やさず常温で飲むように!と恩師にきつく言われました。冷たいお酒はおいしいけど、身体にはよくないんですね。常温がいちばんおいしく感じる習慣も養生だと言ってました。
そして飲む量は10~40cc 少ないと思うくらいが一番効くものなのかもしれません。アルコールの分解も考えると、1缶350ml飲むのが恐ろしくなる感じです。
季節を楽しみながら、ちょこっと嗜む。そんな位置にお酒があるといいですね。