枝豆と長芋のスープ
先週は暑くて、台風もきて忙しかったですね。
冷房で冷えたり、外は暑かったりと身体はアップダウンで疲労気味。体の湿気も取りたいけど、風が乾いてきたから乾燥し過ぎも怖い。
食材はいろんな機能を持っています。
今回は、食材が身体を温めたり、冷ましたりという5つに分類されているのが【五性】です。
寒、涼、平、温、熱
読んで字の如く、左右二つにベクトルがむいています。
この時期あんまり温性でも涼性でも加減が難しいので、こんな時に便利なのが、【平】です。
簡単に言うと真ん中、どっちでもない。疲れた体に刺激を与え過ぎず、秋にスライドしていける食材を選びました。
味も5つに分けられて、【五味】といいます。
酸、苦、甘、辛、鹹
それぞれ、味を楽しむだけじゃなくて機能も持っているので、どうなりたいかで選ぶこともできます。
身体の中を潤す液のことを陰液というので、それを生み出すフォローをして、胃腸を労ってくれるのは【甘】です。現代のデザートのような砂糖甘さとはちょっと違うので、勘違いされやすいのですが、イメージは炭水化物になるものが多いですね。
夏の胃もたれ、食欲不振は【甘】でフォローしていきたいと思います。
【今週のスープ作り】
枝豆と長芋のポタージュを作るべく煮込み中です。#枝豆#長芋#野菜ポタージュ#季節の移り変わり養生 pic.twitter.com/NaunAkGBQq— yuen (@through0906yuen) September 8, 2020
【今週のスープ作り】
枝豆と長芋のポタージュを作るべくベースの出来上がり。あとはその度に薄めるだけ。#枝豆#長芋#野菜ポタージュ#季節の移り変わり養生 pic.twitter.com/uGHkaQr99i— yuen (@through0906yuen) September 8, 2020
[ 枝豆 ]
五味:甘
五性:平
帰経:脾、腎
気血水:気虚、血虚、水滞
消化をたすけて、気・血を補い水の巡りをよくするので、夏に元気を与えてくれます。
美肌に整えたり、便秘解消、高血圧、肝炎などの予防に。
【やまいも】
五味:甘
五性:平
帰経:脾、肺、腎
気血水:気虚
補気の代表で、滋養強壮。生薬名:山薬 だるさや疲れやすさの改善。糖尿病などの生活習慣病傾向の方、下痢や食欲不振、咳など慢性の気の足りなさを補ってくれます。
※今回は長芋で代用してます。
豆乳で割って冷製スープ、和風だしで割って温製スープ、豆腐にかけてみてもよし。
私が作るときは、シンプルに一袋単位で玉ねぎ一つ。やわらかくなるまで煮て、砕くだけ。あとはタッパーで保存です。塩や胡椒は、割り方に合わせて調整してください。
私のお気に入りは、冷製スープです。