養生

枝豆と長芋のスープ

先週は暑くて、台風もきて忙しかったですね。
冷房で冷えたり、外は暑かったりと身体はアップダウンで疲労気味。体の湿気も取りたいけど、風が乾いてきたから乾燥し過ぎも怖い。

 

食材はいろんな機能を持っています。

今回は、食材が身体を温めたり、冷ましたりという5つに分類されているのが【五性】です。

 

寒、涼、平、温、熱

 

読んで字の如く、左右二つにベクトルがむいています。

この時期あんまり温性でも涼性でも加減が難しいので、こんな時に便利なのが、【平】です。

簡単に言うと真ん中、どっちでもない。疲れた体に刺激を与え過ぎず、秋にスライドしていける食材を選びました。

 

味も5つに分けられて、【五味】といいます。

 

 酸、苦、甘、辛、鹹 

 

それぞれ、味を楽しむだけじゃなくて機能も持っているので、どうなりたいかで選ぶこともできます。

身体の中を潤す液のことを陰液というので、それを生み出すフォローをして、胃腸を労ってくれるのは【甘】です。現代のデザートのような砂糖甘さとはちょっと違うので、勘違いされやすいのですが、イメージは炭水化物になるものが多いですね。

夏の胃もたれ、食欲不振は【甘】でフォローしていきたいと思います。

 

 

 

 

[ 枝豆 ]

五味:甘
五性:平
帰経:脾、腎
気血水:気虚、血虚、水滞

消化をたすけて、気・血を補い水の巡りをよくするので、夏に元気を与えてくれます。

美肌に整えたり、便秘解消、高血圧、肝炎などの予防に。 

 

 

【やまいも】

五味:甘
五性:平
帰経:脾、肺、腎
気血水:気虚 

 補気の代表で、滋養強壮。生薬名:山薬 だるさや疲れやすさの改善。糖尿病などの生活習慣病傾向の方、下痢や食欲不振、咳など慢性の気の足りなさを補ってくれます。

※今回は長芋で代用してます。

 

 

豆乳で割って冷製スープ、和風だしで割って温製スープ、豆腐にかけてみてもよし。

私が作るときは、シンプルに一袋単位で玉ねぎ一つ。やわらかくなるまで煮て、砕くだけ。あとはタッパーで保存です。塩や胡椒は、割り方に合わせて調整してください。

私のお気に入りは、冷製スープです。