養生

めんどくさがり養生:かぼちゃのスープ

秋も本番、露が結び、菊の花が咲き始め、紅葉も準備が始める 二十四節季は 寒露(かんろ)

そして、七十二候では、第四十九候 鴻雁来(こうがんきたる)

ツバメが帰って、清明の時期に北へ帰っていった雁たちが、再びやってくると言われています。雁はカモより大きくハクチョウより小さい子たちだそうです、北海道や宮城では見えるそうですよ。

 

秋と言えばハロウィンのイメージもあって、かぼちゃがよく目につきますね。意外にも夏野菜に含まれるのです。そして、夏野菜は夏に食べるものなので、身体を冷やしてくれる 五性でいうと涼や寒が多いのですが、かぼちゃは温です。

 

五性というのは、身体にあたえる温度感で、熱・温・平・涼・寒

 

いままで、秋の変わり目だったので、極力どちらにも傾かない平を使うことが多かったのですが、秋も後半に入ってきた寒露。気を補いつつ、水はけをよくしつつ、温めたいかと思います。旬のものやその土地のものををたべると、それだけで身体の温度感を調整する食べ物が揃っているというのも面白いところです。

 

そして、秋は 酸甘化隂 が必要と言われています。
酸味と甘味を摂ることで身体を潤す 陰液 を増やしてくれます。

 

陰液 というのは、身体に満ちている液ですね。

足りなくなると、眠る前に寝る温度に身体を陰液で冷やせず眠れなかったり、手足があつい、口が渇く、寝汗、夢をよくみる、忘れっぽいなど、どこの陰液が減るかによっても変わってきますが、身体のバランスが崩れやすくなります。

かぼちゃは、秋の甘味の代表だったり、レーズンは甘味、酸味があるのでできたポタージュにレーズンを足してあげると、より秋を過ごすたしになりますね。

 

 かぼちゃ

五味:
五性:
帰経:脾
気血水:気虚、水滞
実は夏野菜。しかし、身体を温めてだるさを和らげ、

冷えで起きた便秘にアプローチしてくれます。 

 

 

レーズン
五味:甘、酸
五性:平
帰経:脾、肺、腎
気血水:気虚、血虚、水滞
気血を補い、元氣をつけれくれる上に、即効の疲労回復薬です。

腎の機能も高めて、浮腫みの解消。

 


豆乳で割って冷製スープ、和風だしで割って温製スープ、豆腐にかけてみてもよし。

私が作るときは、かぼちゃ1つ、玉ねぎ一つ。水は400ml。やわらかくなるまで煮て、砕くだけ。あとはタッパーで保存です。塩や胡椒は、割り方に合わせて調整してください。