看護学生に学ぶ

自分が決めるんじゃないという前提

病気になった。検査をした。選択肢ができた。

 

 

この時に、医療関係者は、限りなく思いつくだけの可能性を出せるよう、日々の読書や勉強会、学会などを通して最近の流行だとか、昔からの方法だとか、様々な角度から選択をできるように努力をしています。

 

  • たくさんの視点がある分野もあるので、把握できないこともあるので、そういう意味での勉強不足もあります。
  • 患者数を経験することによって、短期的に結果がいいんだけど、長期的に見たらこっちのがいいものなど、選択肢として提供するのに悩むものもあります。
  • 自分の分野はこちらが優先だけど、他の分野からしたら、優先順位は違う話を聞いて迷うケースもあります。

 

いろんな悩みは尽きなくても、どんな分野でも共通するのが、

選択するのは医療者ではなく、患者さんであるということです。

 

この言葉は一人歩きしやすく、実に勘違いも多い。信念すら変わってしまうこともあり得る。

実に私の嫌いな、後々厄介になるポイントです。

 

「先生がこうしろって言ったから」
「この時は時代が流行だったから勧めた」
「周りがいっぱいやってるから」
「すぐ終わるって言ったから」

 

誰かのせいにしやすい。その場は良くても、後々の経過で恨みになることも多い。

おおきな注意点です。

 

医療関係者・患者さん、どっちにしろ、はじめにこの人はどういう目的で来院して、どんなことを必要としていて、どんなことを今後望んでいるんだろうか?

 

ここがわかっていないと、どんなにいいことをしてもあとでフォローが効かなくなります。一般社会でも、一緒だと思うんですけど。

 

では、どこの段階で必要だと思いますか?

 

これは大事なことなので、次回。