養生

めんどくさがり養生:栗の渋皮煮

秋といえば栗と楽しみにしている好きな旬のものです。
そして、気血水に今回は少し触れます。

 

身体を生成するのは、気・血・水

:精神的・神経的・機能の変調
:血液、内分泌、心や肝の変調
:        水分の代謝

 

それぞれ過不足なく回っているのが大事になります。過剰か不足かで大きく分かれます。

 

今回は、血の過剰  [ 瘀血 ]  現代で簡単に言うなら、一種の血行不良です。

舌の暗赤紫化、下っ腹の圧痛、肩こりや生理不順、手足の冷え、冷えからののぼせなどが起きます。瘀血の原因は疲労やストレスの蓄積も指摘されています。

 

よって、急に冷えてきた昨今、冬に向かっていくときは縮こまるので生じやすい。この時期に、たまに摘まめる栗の渋皮煮。小分けに冷凍保存すると3か月くらい日持ちするのも助かります。冬になりきると落ち着いてくるけど、秋から冬にかけて身体が慣れるお手伝いに置いておきたいものです。

 


五味:甘
五性:温
帰経:脾、腎
気血水:気虚、瘀血


脾と腎の働きをよくするので、

疲れやすい、足腰だるい、耳鳴がする人におすすめ。

瘀血は止血を目的とするので、血便や鼻血などに。